df コマンドの使い方 [Linux]

2025/04/25

df コマンドとは?

df コマンドは、ファイルシステムごとのディスク使用状況を表示します。
空き容量や使用率を確認するために非常に便利なコマンドで、サーバ運用や容量監視で多用されます。

基本構文

df [オプション] [パス]

例:

df -h

使用例と出力サンプル

$ df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
udev            2.0G     0  2.0G   0% /dev
tmpfs           395M  1.1M  394M   1% /run
/dev/sda1        30G   14G   15G  49% /
tmpfs           2.0G  8.0K  2.0G   1% /dev/shm

出力項目の意味

列名説明
Filesystemディスクやデバイス名(例:/dev/sda1)
Size総容量
Used使用済み容量
Avail空き容量
Use%使用率(Used ÷ Size)
Mounted onマウントポイント(このデバイスが使われているパス)

よく使うオプション

オプション説明
-h人間に読みやすい単位(KB, MB, GB)で表示
-Tファイルシステムの種類も表示
-aすべてのファイルシステムを表示(空き容量0のものも含む)
-x TYPE指定したファイルシステム型を除外(例:-x tmpfs
-iinode 使用状況を表示

特定のパスの容量を見る

$ df -h /home
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1        30G   14G   15G  49% /
  • /home が属するファイルシステムの使用状況が表示されます。

よくあるエラーと対処

エラー例原因対処方法
df: /mnt/usb: No such file or directory指定したパスが存在しないマウントされているか確認 (mount コマンド等)
数字がバイト単位で読みにくい-h オプションを使っていないdf -h にすることで MB/GB 表記になる

まとめ

  • df はストレージ使用率の確認に必須
  • -h で読みやすく、-T, -i, -x などで詳細制御可能
  • 容量が逼迫してきたら du, ncdu などと組み合わせて解析・対処しよう

参考リンク

  • https://man7.org/linux/man-pages/man1/df.1.html
  • https://www.gnu.org/software/coreutils/manual/html_node/df-invocation.html

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