rm コマンドの使い方 [Linux]

2025/04/25

rm コマンドとは?

rm(remove)コマンドは、ファイルやディレクトリを削除するためのコマンドです。
UNIX/Linux環境で非常に強力なコマンドであり、誤って使うと復元不能になることもあるため注意が必要です。


基本構文

rm [オプション] [ファイル名]

使用例と出力サンプル

ファイルを削除する

$ rm file.txt

削除前に確認を求める(-i)

$ rm -i file.txt
rm: remove regular file 'file.txt'? y

ディレクトリを中身ごと削除(-r または -R)

$ rm -r mydir/

ディレクトリを強制的に削除(-rf)

$ rm -rf mydir/

この組み合わせは非常に強力で、確認なしですべて削除されます。使用は慎重に。


よく使うオプション

オプション説明
-i削除前に確認プロンプトを表示
-f存在しないファイルでもエラーを出さず強制削除(force)
-r, -Rディレクトリを再帰的に削除(中のファイルも全て削除)
-v削除されたファイル名を表示(verbose)

危険な使用例(実行前に必ず再確認!)

$ rm -rf /

このコマンドはシステムを丸ごと削除しうるため、通常は保護されていますが、絶対に実行しないようにしてください。


エラーと対処

エラー例原因対処方法
rm: cannot remove ...: Permission denied権限不足sudo を使う、またはパーミッションを確認
rm: is a directoryディレクトリ削除に -r がない-r または -rf をつける
No such file or directoryファイル名が間違っているパスやスペルを確認

削除前にファイル確認するコマンド例

$ ls -l file.txt
$ find . -name 'log*'   # 削除対象ファイルの確認に便利

まとめ

  • rm は非常に強力で便利な削除コマンド
  • -i, -r, -f, -v を適切に使い分けることで安全性と効率性が向上
  • 誤操作を防ぐため、確認付きや find との併用を推奨

参考リンク

  • https://man7.org/linux/man-pages/man1/rm.1.html
  • https://www.gnu.org/software/coreutils/manual/html_node/rm-invocation.html

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