rmdir コマンドの使い方 [Linux]

2025/04/27

rmdir コマンドとは?

rmdir空のディレクトリのみを削除する シンプルなコマンドです。
中身が存在するディレクトリは削除できないため、誤操作を防ぎたい場合や限定的に削除を行いたい場面で有用です。


基本構文

rmdir [オプション] ディレクトリ名

使用例と出力サンプル

空のディレクトリを削除

$ rmdir emptydir

空でないディレクトリを削除しようとした場合

$ rmdir notempty/
rmdir: failed to remove 'notempty/': Directory not empty

よく使うオプション

オプション説明
--ignore-fail-on-non-empty中身がある場合でもエラーを出さない(何もしない)
-p親ディレクトリも再帰的に削除(すべて空の場合)

-p オプションの使用例

$ rmdir -p tmp/a/b

この場合、batmp の順で空であれば削除されます。


rmdirrm -r の違い

比較項目rmdirrm -r
削除できる対象空のディレクトリのみ空・非空問わず全削除
安全性高い(誤操作しにくい)危険(中身を一括削除)
再帰削除できない(-pで空のみ)可能(-r で中身含む)
一般的な用途安全なディレクトリ整理完全削除やクリーンアップ

エラーと対処法

エラー原因解決策
Directory not empty中身がある中身を削除 or rm -r 使用
No such file or directory対象が存在しないパスやスペルを確認
Permission denied権限不足sudo を使う or パーミッションを確認

まとめ

  • rmdir空のディレクトリだけを削除する安全なコマンド
  • -p で空の親ディレクトリまで一括削除可能
  • rm -r との使い分けで、安全性と効率性を両立しよう

参考リンク

  • https://man7.org/linux/man-pages/man1/rmdir.1.html
  • https://www.gnu.org/software/coreutils/manual/html_node/rmdir-invocation.html

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